僕のblog

毎日勉強したことをアウトプットしていく場です。

バブル経済

今日学んだこと

 

バブル景気のきっかけ~崩壊までの流れ

それに係る物価上昇率の計算方法(cpi/消費者物価指数GDPデフレーター)、流動性の罠、フィッシャー方程式

 

 

▶︎バブル景気のきっかけ

 

プラザ合意アメリカの貿易赤字が膨らんだ結果、為替を計画的にドル安へ誘導することになった。

プラザ合意円高ドル安が進んだ結果、日本の輸出産業は大打撃を受けた。この状況を打破する為に内需拡大を意図して金融緩和が行われた(ただし正確には政策金利はすぐに下げられたわけではなかった)。

 

バブルの原因には諸説あるが、この金融緩和を機に、投機熱に火がついた。

 

また一方で、企業はエクイティを通して設備投資を行うようになっていたので、銀行はその資金の融資先を探していた。そのターゲットが不動産融資となる。これに加え、所得税率の低下が投機をさらに加速させた。一方で円高の影響から物価は上がらずインフレは起こらなかった。つまり実体経済とは掛け離れたところで投資(投機)が行われていた。

 

不動産や株を中心とした、資産価値の上昇は企業に含み益をもたらし、投資をさらに活発化させた。

 

しかし、政府による利下げ、日本の政局不安などの影響から、土地価格(総量規制)が下がり始めた。これをきっかけに不良債権の拡大から景気が悪化してくこととなった。

 

 

▶︎期待インフレ率と金利の関係

 

金利には政策金利名目金利、実質金利3種類ある。

 

政策金利中央銀行と銀行の間の金利

 

名目金利:金融機関が貸出をする際の金利

実質金利:物価の変動を考慮した実際の金利

 

名目金利=実質金利+期待インフレ率 (フィッシャー方程式)

 

デフレの定義:「少なくとも2年間の継続的な物価下落が認められること」が世界の認識

 

デフレ時:実質金利>名目金利

インフレ時:名目金利>実質金利

 

の関係になる。

 

物価上昇率は、GDPデフレーターと消費者物価指数CPI)の2種類から求められる。

 

GDPデフレーター=名目GDP/実質GDP